一覧へ戻る円通寺観音堂改修工事創建400年の観音堂の解体修理のための調査に入りました。『揚屋と根継ぎ』隅柱の脚部腐食のため揚屋をして根継ぎを施します。 全体揚屋でないためジャッキアップする高さに制限があるため慎重に調整します。『年代測定サンプル採取』採取した脚部の欅サンプルは専門の検査機関に送って年代測定法にて伐採年代を確定します。 1600年頃のものであれば忍城攻めした石田三成の創建という言い伝えが実証されます。『隅柱の埋木補修』隅柱頂部の破損個所を人工木材と埋木にて補修していきます。 金物がみえるのは後年補強した際に入れられたもの。『古色塗装』左の補修部分を古色塗装して周囲に合わせます。 見た目補修跡が目立ちません。